Super GT:第一日目予選

ロシター選手が健闘、予選4番手のタイムをマーク!

日付 2014年4月12日
天候 晴れ
気温 20℃
路面状況 ドライ

予選レポート

2014年シーズン開幕戦を迎えた全日本選手権スーパーフォーミュラ。KONDO Racingでは新たなマシン・SF14に「フジ・コーポレーション KONDO SF14」の名を冠し、シリーズを戦うこととなる。さらにチームではジェームス・ロシター選手を新たに迎え、飛躍を目指す。

僅かなオフシーズンのテストを経て挑んだ開幕戦の予選。まず朝のフリー走行で改善点を洗い直し、予選に向けての準備を着々と進めていった。ロシター選手は昨シーズン、第1、第7戦のみのスポット参戦でスーパーフォーミュラを経験済みだが、フル参戦は今シーズンが初となる。しかしながら、開幕戦前のテストでは高い適応能力をもってすでに上位陣に名を連ねており、フリー走行を5番手で終了。決勝ではさらなるポジションアップを狙うこととなった。

迎えた予選。ノックアウト方式によるセッションでは、まずQ1で上位14台に残ることが第一目標となる。ロシター選手は6番手で難なくクリア、Q2進出を果たした。そのQ2ではポジションを一つ上げて5位につける好調ぶり。Q3に向けてチームはセッティングを微調整するに留め、ラストアタックの行方を見守った。

ロシター選手はそれに応えるかのような力強い走りを披露。小気味よくラップタイムを刻み、1分37秒284をマーク。4番手のポジションを手にした。尚、明日の決勝グリッドだが、予選2番手の選手が朝のフリー走行時に決勝における3グリッド降格のペナルティを受けていることから、ロシター選手は3番手のポジションでスタートをすることが決定しており、その奮闘に期待がかかる。

近藤監督のコメント

近藤監督

鈴鹿のテストでもいい感じで走ってくれていたので、悪くても予選は6番手くらいまでに入るだろうと思っていました。だからQ3に行くのは、突発的なトラブルさえなければ大丈夫だと思っていました。だけど、4番手まで行ったのはチームとドライバーの努力ですね。ライバルがいる中、この位置に居られるのはよく頑張ったということです。

表彰台が視野に入った決勝レースができると思いますが、満タンでの走りの確認がまだだし、あとはピット作業などチームの総合力が問われる一戦にもなるので、チームみんなで頑張って表彰台に上がってもらいたい。しぶとく戦ってもらいたいですね。

ジェームス・ロシター選手のコメント

ジェームス・ロシター選手

朝のフリー走行でクルマのセットアップに悩んだんですが、予選に向けてセット変更をして挑んだところ、Q1、Q2とクルマが良くなりました。Q3では本当によくなってぐっと良くなりました。僕自身、すごくいいフィーリングで走ることもできました。チームが素晴らしいクルマを作ってくれて、それに応えることもできたのが嬉しいですね。

(決勝ではペナルティにより3グリッド降格するクマール・ラム・ナレイン・カーティケヤンに代わり3位スタートとなり)トムスの2台のすぐ後ろからレースができるのは、ラッキーなこと。レースは決して楽ではないと思うし、僕らもさらにいいセットアップを見つけるための作業をしなければなりません。でもポディウム(表彰台)目指し、トムスの2台といい闘いができると信じています。

エンジニアのコメント

エンジニア

金曜日に行われた専有走行のことを考えれば、いい結果だと思います。朝のフリー走行でクルマの改善ができて、徐々にいい感じになりました。朝の1時間で昨日のダメだったところを修正し、確認ができたのでQ1はこれでいけるだろう、と感じました。Q2、Q3に向けてはまず経験してもらわないとわからない部分もあったのですが、Q3前に少しアジャストしてアタックしてもらいました。

リザルト

公式予選記録

−−−
Pos. No. TEAM DRIVER Q1 Q2 Q3  
1 36 PETRONAS TOM'S SF14 アンドレ・ロッテラー R 1'37.244 R 1'36.996 R 1'37.022  
2 20 Lenovo TEAM IMPUL SF14 ナレイン・カーティケヤン R 1'37.705 R 1'37.751 R 1'37.148  
3 37 PETRONAS TOM'S SF14 中嶋 一貴 R 1'37.396 R 1'37.528 R 1'37.159  
4 3 フジ・コーポレーション KONDO SF14 ジェームス・ロシター 1'37.789 R 1'37.700 R 1'37.284