ロシター選手、予選3番手で決勝を迎える!
日付 | 2014年7月12日 |
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天候 | 曇り |
気温 | 31℃ |
路面状況 | ドライ |
7月12日、2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦が前回に引き続き、静岡・富士スピードウェイにて行われ、No.3 フジ・コーポレーション KONDO SF14をドライブするジェームス・ロシター選手が予選3番手を獲得した。
木曜から金曜にかけて台風8号が日本列島を通過した今大会では予選を迎えた土曜日の朝は強い日差しが出る蒸し暑いスタートとなったが、次第に曇り空が広がるコンディションとなった。その中で、前日の専有走行からいい流れをつかんでいたチーム、そしてロシター選手はまずフリー走行でトップから0.4秒差の5番手につけ、予選に向けて快調なスタートを切ることになった。
迎えた予選。ロシター選手は朝のセットアップから微調整を加えたマシンでアタックを開始、Q1を5番手で通過すると続くQ2でも5番手を獲得。Q3進出に自信を見せていたロシター選手は、攻めの姿勢を緩めることなくQ3に向った。かなりのハードプッシュにAコーナーで体勢を崩すなど、ひやりとするシーンもあったが、見事に立て直して再度アタック。結果、1分23秒730のタイムで2番手へと躍り出た。これでフロントロー獲得かと思われた瞬間、19号車のオリベイラ選手が1000分の1秒という僅差で2番手を奪取。ロシター選手は惜しくも3位となったが、申し分のないパフォーマンスを見せてくれたことには違いない。ますます士気が高まるチームとしては、一丸となって決勝レースに挑むことになる。
今日のクルマは昨日の状況からセットをガラリと変えました。僕らのチームは1台しかないし、色々と試したいものがたくさんあったのでそうしました。今回はクルマのセットを大幅に見直して、チームがものすごく頑張ってくれたのが成果として出ました。
結果的にはQ1で方向性が良くなったし、僕自身も次第に乗れてきたんです。セッティングを変えずにアタックしました。Q3ではアタックで攻めすぎてしまい、Aコーナーであやうくスピンしかけました。リアが滑ってしまったんです。クルマを壊さずにすんで良かったです。一度ペースを落としてアタックし直したんです。でも結果を残せて良かった。最後のラップは自分でもいいアタックだと思ったんですが、残念ながらトップには少し足りなかったという感じですね。
予選でトップ3に入れましたが、明日は長いレースになるし、結果を残さないと。気温次第でタイヤのマネージメントもどうなるかわかりませんし、とても難しいレースになると思いますが明日の決勝が本当に楽しみです。
前回の富士戦は事前のテストでクラッシュしてまともなデータがないまま、レースウィークに入ったので、トラブルが出たりして思うようなレースができませんでした。今回のレースを前に、前回のデータを元に良かったところ悪かったところをしっかり洗い出し、テストもやって、その中でいいとこどりをしたクルマを用意しました。そしたら、彼がうまくドライブしてくれて。頑張ってくれましたね。予選で5番手以内に入って欲しいと思っていたのですが、それ以上でしたね。第一目標はクリアできました。明日の決勝はうまくタイヤをマネージメントしてもらい、スタートでなんとか前に出ることができれば、いい結果もついてくると思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | |
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1 | 8 | Team KYGNUS SUNOCO SF14 | アンドレア・カルダレッリ | 1'24.382 | 1'24.088 | 1'23.667 | |
2 | 19 | Lenovo TEAM IMPUL SF14 | J.P.デ・オリベイラ | 1'24.177 | 1'23.751 | 1'23.729 | |
3 | 3 | フジ・コーポレーション KONDO SF14 | ジェームス・ロシター | 1'24.437 | 1'24.074 | 1'23.730 |
彼がもともと持っている速さに対してはすごく信頼性があるので、今はそれにチームが応えなきゃいけないというプレッシャーを感じて仕事をしている感じですね。それにクルマも今回はいいセットアップが決まり始めた感じです。とはいえ、このカテゴリーは歯車が少し外れただけで大きく変わるので、油断できません。とにかく今は明日のレースだけに集中して、そこに期待したいですね。本人はスタートが得意なので、それが決まればいい結果が出るんじゃないかなと思いますね。楽しみです。