ロシター選手、6番手につけるも予選タイム抹消に。
日付 | 2014年8月23日 |
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天候 | 曇り |
気温 | 31℃ |
路面状況 | ドライ |
シーズン後半戦を迎えた全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦。栃木・ツインリンクもてぎで開催され8月23日には公式予選が行われた。
前日の金曜日には専有走行が実施され、合計1時間30分のセッションを済ませたNo.3 フジ・コーポレーション KONDO SF14のジェームス・ロシター選手は8番手につけ、予選に向けて様々なセットアップを試すことになった。
迎えた予選日。前日よりも薄曇り、残暑からも少し解放される中、まず朝のフリー走行がスタート。継続してセットアップ作業に取り組んだ結果、10番手どまりとなったが、ノックアウト予選に向けて改善策を掴んでいる様子だった。
午後からの予選は気温、路面温度ともにじわりじわりと上昇。そんな中、ロシター選手はまずQ1を6番手で突破、続くQ2で8位につけると最終アタックのQ3への進出を決める。満を持して挑んだQ3。ライバルよりも早いタイミングでアタックを行い、1分32秒820をマーク。一度クールダウンし、再度アタックに挑んだ。しかしながら、コース上で不運にもトラフィックに巻き込まれて万事休す。結果、自己ベストタイム更新には至らず、6番手から決勝を迎える予定だった。
だがしかし、予選後の判定で、No.3 フジ・コーポレーション KONDO SF14に対して、車両規則違反が言い渡され、ペナルティとして全タイムが抹消され、決勝は17位からスタートを切ることに。セッション中、冷却用に使用していたドライアイスのごく一部がクルマに残っていたことがその理由だった。
別に特にミスもなく、完璧なアタックをジェームスは見せてくれました。ただ、総体的にタイムとして足りない部分があったということですね。クルマ自体は、大きく変えたところ、あとコンディションの変化に合わせて変えたところなど、セットは都度変えています。色々とやっていった結果、どんどんタイムは上がっていきましたし、予選ではそれぞれの仕様の中からチョイスもできました。しかしながら、まだ足りないところはあった、ということですね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | |
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1 | 19 | Lenovo TEAM IMPUL | J.P.デ・オリベイラ | 1'32.984 | 1'32.792 | R 1'32.321 | |
2 | 40 | DOCOMO DANDELION M40T | 野尻 智紀 | 1'32.829 | 1'32.730 | R 1'32.485 | |
3 | 8 | Team KYGNUS SUNOCO | ロイック・デュバル | 1'32.979 | 1'33.257 | 1'32.706 | |
17 | 3 | フジ・コーポレーション KONDO | ジェームス・ロシター |
今日の予選は色んな意味で難しかったですね。セットアップでちょっとつまずいた感じになったんです。チームも1台体制なのでそういう場合は厳しいですよね。でもとにかくスピードが出せるようにと改善策を見出す努力を続けました。
予選そのものはQ3まで残ることができたし、アタックそのものもラップ自体はパーフェクトに近いものでした。1度アタックしたあと、クールダウンしてもう一度アタックしたんですが、ターン3でミスしてタイヤにフラットスポットを作ってしまいました。残念ながら予選3番手に対してわずか0.1秒差で6番手になったんですが、まぁクルマのセットアップで悩んでいたことを考えれば決して悪くはないですね。一方で、決勝のレースに向けてはまた一からチームと引き続きミーティングを続けて行きます。