Super GT:第一日目予選

セットアップに苦しみ、10位に終わる

日付 2014年9月13日
天候 曇り
気温 28℃
路面状況 ドライ

予選レポート

第5戦を迎えた全日本選手権スーパーフォーミュラの舞台は阿蘇山の山あいに位置する九州・オートポリスが舞台。9月13日、初秋を感じる中での予選セッションが行われた。

これまで、シーズンオフ中の走行テストの時間が十分に確保できなかったことを受け、各サーキットでは金曜日に専有走行が設けられていた。だが、ここオートポリスは土曜日のフリー走行が初走行となる。チームでは、まず持ち込みセットを確認してクルマを煮詰めて行きたかったのだが、ドライバーのジェームス・ロシター選手によると、クルマのコントロールが極めて難しい状態で、改善のために多くの時間を割くことになった。

予選に向けてのクルマ作りというよりは、方向性を見出すためのセッションとしてフリー走行を終了。予選までの間、スタッフが尽力してクルマ作りに時間を割くことになった。

そして迎えた予選。午前中はずっと薄曇りだったサーキットに強い日差しが出て、気温、路面温度ともに若干上昇。そんな中、すぐさま1台がコースアウトして赤旗中断となったが、ロシター選手はタイムアタックを見事に仕切り直してQ1を9番手で通過、Q2へと駒を進めた。

14台によるQ2は7分間の勝負。満を持してのアタックに挑んだロシター選手は、自己ベストタイムを更新する走りを見せたが、ライバル勢はさらにそれを上回るタイムをマーク。刻んだ1分27秒721は、Q3進出まで0.4秒及ばず。10番手で走行を終えることになった。

選手のコメント

ジェームス・ロシター選手

予選の結果は残念なものになってしまった。でも今回は朝のフリー走行から厳しい状態だったんです。コントロールそのものが難しくて、予測不能状態で、グリップもしなくて…。もう、お手上げでした。

でも予選に向けてはだんだんと良くなっては行きました。少なくとも正しい方向へとセットアップを進めることはできましたね。

ただ、10位と言う結果に終わってしまったし、決勝レースを考えるとそれだけでは十分ではなかったので、予選が終わってからもずっとエンジニアとミーティングを続け、クルマのポテンシャルを向上させるための策を講じました。

明日の朝のフリー走行で試すことになるのですが、1台体制だとこういう点がなかなか思うように進まないので大変です。確かに予選でもセットアップのための確かな方向性は見つかりましたが、決勝を戦うためにはさらに煮詰めが必要。レースはおそらく厳しい展開になるでしょう。目の前のレースに向けてやることもたくさんありますが、それよりも大事なのは、シーズンを通していいクルマを作り上げていくことです。次のレースも意識しなきゃいけないですからね。

リザルト

公式予選記録

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Pos. No. TEAM DRIVER Q1 Q2 Q3
1 1 TEAM 無限 山本 尚貴 1'27.371 1'26.646 1'26.469  
2 39 P.MU/CERUMO・INGING 国本 雄資 1'27.621 1'27.141 1'26.535  
3 36 PETRONAS TOM'S アンドレ・ロッテラー 1'27.178 1'26.780 1'26.569  
10 3 KONDO RACING ジェームス・ロシター 1'27.964 1'27.721