Super GT:第二日決勝

ロシター選手の巧みなレース運びにより、5位獲得!

日付 2014年9月14日
天候 晴れ
気温 28℃
路面状況 ドライ

決勝レポート

決勝日は、朝から秋らしい穏やかな日差しが照る好天に恵まれた。一方、前日の予選で苦しい状況からなかなか浮上することができなかったKONDO RACINGでは、決勝レースに向けて最後の最後までクルマのセットアップ作業に尽力。諦めない強い気持ちで戦いに挑むことになった。

予選ではクルマの挙動を立て直すことに時間を要したチームは、セッション終了後にクルマのセットアップを再考。結果、大幅な方向性の転換を目指す決断を下した。そして、その作業が決勝に向けて大きな進歩へとつながっていく。

朝のフリー走行でしっかり手応えをつかんだチームドライバーのジェームス・ロシター選手は、決勝でも得意とするロケットスタートに成功。予選10番手からあっという間に5番手へとポジションアップを決める。なお今回は無給油による戦いであり、またこのレギュレーションに合わせてタイヤ無交換というレースが推移。そのため、燃料、タイヤともにまずはセーブしながらの周回を重ねていくことに。だが、周回を重ねていくごとに燃費のコントロールの心配が不要となり、次第にペースアップをし始めたロシター選手。タイヤをセーブしつつも、つねに攻めの走りを続けることによって、終盤にはセカンド・ファステストラップをマークする快走ぶりを披露した。

一方で、様々なドラマへとつながるピット作業がなく、またパッシングポイントの少ないオートポリスの戦いでは、逆転劇が生まれるチャンスも自ずと減少。結局のところ、ロシター選手もオープニングラップで5位までジャンプアップしたものの、以後、前後車両との差も大きな変化を生むまでには至らず。結果、5位のままフィニッシュ。メリハリの効く展開こそなかったが、チームとしては厳しい条件から挑んだ決勝レースで、大きく好転する結果を残すことになった。

近藤監督のコメント

近藤監督

セッティングがまったく決まらず、ジェームスには悪かったですね。特にアンダーステアに悩まされていたようです。ただ、レースではそこまで酷くなかったようだし、セクター2のタイムがとても良かったですね。一方でセクター3がライバルよりも0.2〜0.3秒遅れを取っていたので、どうなるかとは思ったのですが、ある意味レースは安心して見守ることができました。

今回は無給油のレースフォーマットだったので、タイヤが最後まで持つか、また燃費はどうなのか、という不安要素はあったのですが、チームでは、最後の最後までなんとか少しでもいい状況で彼を戦わせてあげたいという気持ちもあって、できる限りのことをしてきました。

スタートがうまいジェームスのことなので、今回もそれを見せてもらえました。次のSUGOでも表彰台、トップ争いができる力を持っているドライバーなので、チームも一生懸命頑張って彼をサポートしていかないと、と思っています。今回は、予選のことを考えれば、決勝での結果はとても上出来といえるでしょう。

選手のコメント

ジェームス・ロシター選手

予選の順位が良くなかったし、クルマのセッティングも良くなかったので、僕らはレースに向けて、セットアップをガラリと変えました。するとクルマが本当に良くなりましたね。僕自身も驚きの変化でしたよ。

スタートもうまく行きました。まずはポジションキープに徹し、タイヤの様子も見ながら、そして燃費のことも考えて走っていました。そしたら、結果的に燃料が十分すぎるくらいに足りて…。ちょっとセーブしすぎちゃいました(苦笑)。あとはタイヤをセーブしつつ、ややプッシュし、いいラップタイムを刻むことができました。

レースウィーク中にここまでクルマを改善させることができたのは、とっても嬉しい。次のSUGOでは、今日の最後のクルマの状態みたく、いいコンディションでレースウィークをスタートさせたいと思います。今回は結果として振り返れば、ポイントも獲得できたいいレースになりました。表彰台に上がれれば良かったですが、レース自体は終盤、かなりハードなものになったし、力も足りなかった。とはいえ、チームスタッフも全力を尽くして対処してくれたので、次は表彰台を狙っていきたいですね。

エンジニアのコメント

エンジニア

レースウィークでは、当初のクルマの持ち込みが悪く、予選ではいい結果を残すことができませんでした。今まで鈴鹿もそこそこ良く、富士は2回目のレースで良くなってきたので、その流れで前回のもてぎのセットアップをしたのですが、それがダメだったんですね。そこでちょっと流れが変わってしまったんです。なので、今回は、もう一度鈴鹿のセットをベースに今回のセットを用意したのですが、ここのサーキットには合わなかった。イニシャルセットがひどく、まるっきり違うものに変えました。

無給油のレースフォーマットですが、ドライバーのタイヤの労り方や燃料セーブが実にうまくいきました。タイヤの内圧などもうまく行きましたね。タイヤのコントロールは彼に任せ、燃費は都度様子を見ながら、プッシュできるとわかった時点でそれを無線で伝えていました。ベストラップもファステストラップに次ぐものだったので、良かったと思いますね。結果をみればいいものになりましたが、まずこういう流れをレースウィーク最初に作っていかなければいけないですね。今回、いい結果につながったので、次のSUGOに向けてまたいいベースがいくつかできました。

リザルト

決勝結果

−−−
Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME DELAY BEST TIME  
1 36 PETRONAS TOM'S アンドレ・ロッテラー 46 1:10'08.548 183.708km/h 1'30.405  
2 39 P.MU/CERUMO・INGING 国本 雄資 46 1:10'21.487 12.939 1'31.098  
3 19 Lenovo TEAM IMPUL J.P.デ・オリベイラ 46 1:10'22.816 14.268 1'31.207  
4 10 HP 塚越 広大 46 1:10'23.758 15.210 1'31.331  
5 3 KONDO RACING ジェームス・ロシター 46 1:10'23.758 16.992 1'30.998  
6 37 PETRONAS TOM'S 中嶋 一貴 46 1:10'31.086 22.538 1'31.484  
7 1 TEAM 無限 山本 尚貴 46 1:10'35.896 27.348 1'31.363  
8 38 P.MU/CERUMO・INGING 石浦 宏明 46 1:10'36.753 28.205 1'31.184  
9 40 DOCOMO DANDELION M40T 野尻 智紀 46 1:10'41.853 33.305 1'31.255  
10 41 DOCOMO DANDELION M41Y 武藤 英紀 46 1:10'49.541 40.993 1'31.499  

Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
36 PETRONAS TOM'S 1'30.405 (45/46) 186.122km/h