二台体制の今季、さらなる飛躍を目指す!
日付 | 2015年4月18日 |
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天候 | 晴れ |
路面状況 | ドライ |
2015年シーズンを迎えたKONDO Racing。今シーズンは更なる飛躍を目指し、チーム体制を一新。2008年以来となる二台体制で全日本選手権スーパーフォーミュラに挑む。ドライバーには昨シーズンKONDO Racingからフル参戦をしたジェームス・ロシター選手に加え、ウィリアム・ブラー選手が新たに加わった。イギリス人のブラー選手はこれまで母国・イギリスはもとより、ヨーロッパをメインに数々のフォーミュラレースでキャリアを重ねてきたが、日本でのレースは初めて。激戦極まりないスーパーフォーミュラへの参戦は、彼にとって“ビッグ・チャレンジ”ではあるが、これまで鈴鹿、そして岡山と順調にテストを重ね、この開幕戦を迎えている。
レースウィーク初日の予選日。戦いの舞台、鈴鹿サーキットは朝から青空が広がる快晴に恵まれた。まず午前中に1時間に及ぶフリー走行を実施。今シーズンからレギュレーションの変更によってスリックタイヤの使用本数(新品3セット・ユーズド3セット)が規制され、そのマネージメントが複雑化。このため、チームではまずこのセッションでユーズドタイヤを装着、クルマのセットアップを細かに確認している。
午後に入ると、気温、路面温度が上昇。そんな中で、Q1へと挑んだロシター、ブラー両選手。短い時間の中でアタックのタイミングを見つけるべく、万全の状況を作ることを強く意識したチームに対し、ロシター選手はトヨタエンジン搭載車2番手となる1分39秒372をマーク。6番手でQ1を突破した。だが一方で、ブラー選手はタイミングを生かし切ることができず、1分40秒698どまり。結果、18番手に終わり、Q2へと駒を進めることはできなかった。
続くQ2。さらにタイムアップを狙うロシター選手はセッションのインターバルでセッティングを微小変更。ワンラップアタックにかける。だが、そのセット変更が不運にも裏目に出てしまい、思うようなタイムアップにはつながらず。自己ベストタイムの1分39秒229は9番手となり、Q3進出可能な8位にあと一歩及ばず。しかも、8位との差は0.092秒と僅か。とても悔しい結果を残してチームの予選が終了することとなった。
今日の予選は、いい機会を逃してしまった感じです。Q1のアタックは申し分なかったんですが、Q2に向けて少しばかり変更を加えたんです。それが裏目に出たのかな。結果、Q3に進むことができませんでした。でも、原因がわかっているので気にはしていません。幸い、クルマのバランスもいいですし。今シーズンからホンダエンジン搭載車が強くなってきて、ライバルも増えました。ファンにとってはさらに盛り上がる展開になるのでいいことだと思います。明日はいいファイトをお見せしますよ! 雨になるかもしれないので、どうなることか。また面白い展開になることも考えられるでしょう。ドライなら、Q3で着けるつもりだったニュータイヤがあるので、これがアドバンテージになるのではないでしょうか。
理想とする結果ではなかったですね。それを思うと残念です。タイヤグリップが足りず、苦戦しました。一方で、今日の予選自体が僕にとって初めてのことだったので、その部分では自分自身の中で色々と進化することはできたと思っています。クルマのバランスも良かったですし。確かに、ラップタイムだけ見ると、決して満足できるものではないですが、チームとしては今年から2台体制でチャレンジし、トップ10入りを目指して奮闘しているので、それに応えていきたいと思います。今日は今日、明日は明日、という思いで気持ちを切り替えて、決勝を戦っていきたいですね。
ロシターに対しては、ちょっと(作業を)やり過ぎたかもしれません。正直、失敗です。ちょっと読みが甘かったかも。鈴鹿、岡山とオフシーズンの間にテストを2つやってレースを迎えたわけですが、今日の朝は、彼が車両的な問題を指摘しただけで、あとは任せるから、という感じでした。テストのときはかなり細々とリクエストを受けたのですが…。新しいコンビとして、今日の結果はいいものではありません。速さあるドライバーなのでやはり悔しいですね。明日は天候の変化が考えられるので、そこが心配な点ですね。一方、ブラーは、朝の走行後に、予選に向けて新しいものを投入したこともあり、どういう成果があったのか、わからない部分もありました。結果として難しい一日となりましたね。ドライバー自身、そしてエンジニアと彼とのコンビネーションもまだ慣れていない部分もあり、その経験値の少なさが出てしまったように思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | |
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1 | 16 | TEAM 無限 SF14 | 山本 尚貴 | R 1'38.756 | R 1'38.903 | R 1'38.585 | |
2 | 41 | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 | ナレイン・カーティケヤン | R 1'39.188 | R 1'38.598 | R 1'38.870 | |
3 | 2 | PETRONAS TOM’S SF14 | アンドレ・ロッテラー | R 1'39.760 | R 1'39.092 | R 1'39.053 | |
9 | 3 | FUJI×D'station KONDO SF14 | ジェームス・ロシター | R 1'39.372 | R 1'39.229 | ||
18 | 4 | FUJI×D'station KONDO SF14 | ウィリアム・ブラー | R 1'40.698 |
悔しさいっぱいの予選結果でしたね。今回はホンダエンジン搭載車の速さに驚きました。あとジェームスが作戦失敗となって、悔しがってます。今回の彼はトヨタユーザーの中で1−2を狙えるスピードがあっただけに、僕もすごく悔しいですね、一方でブラーは彼のベストが出せたと思うけれど、まずは難しいカテゴリーで難しいサーキットで初めて予選にチャレンジしたわけだから、それを今後に活かせてもらえればいいと思います。