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2025.06.24 14:44
【速報】第53回ニュルブルクリンク24時間レース レースレポート(速報版) new!
KONDO RACINGは、6月19〜22日にドイツ、ニュルブルクリンク(1周25.378km)において開催された「第53回ADAC ラベノール ニュルブルクリンク24時間」(通称:ニュル24時間レース)に参戦。観客数28万人を集めたイベントで、45号車REALIZE KONDO RACING with Rinaldiは予選2位からのスタートで上位を目指したが、6位走行中の残り3時間半の時点でバックマーカーと接触しクラッシュ。残念ながらリタイアを喫した。
【公式予選】
23クラス計136台のエントリーを集めたこの大会で、トップクラスとなるSP9(FIA GT3車両)には26台がエントリーした。6年ぶり2回目のニュル24時間挑戦となったKONDO RACINGは、2019年にNISSAN GT-R NISMO GT3を用い3年計画で出場したが、コロナ禍のために2020年以降のエントリーを断念した。コロナ禍も収まった今季は一昨年のニュル24時間で初の総合優勝を果たしたリナルディレーシングとジョイントし、REALIZE KONDO RACING with Rinaldiとしてチャレンジ。車両はフェラーリ296 GT3にスイッチし、フェラーリのファクトリードライバーであるトーマス・ノイバウアーを含むデイビッド・ペレル、フィリップ・フェルナンデス・レイザー、アクシル・ジェフリーズと4名のドライバー態勢でレースに臨んだ。
予選ではこれまでの実績から17台で上位グリッドを争うトップクォリファイへの出場権を獲得。20日に行われたトップクォリファイではノイバウアーのアタックで1周25.378kmのコースを8分13秒909でまとめ2位となり、フロントローからのスタートを決めた。
■近藤真彦監督のコメント
「ターゲットは5位で悪くても7位でしたが速かったですね。タイヤの完璧なテストはできていませんが、先月の事前レースでも良かったので決勝は楽しみしかありません。今回すべてが噛み合っているのであれば、(優勝を)狙える時に狙いたいというのが本音です。表彰台には行きたいですね。気分よく良いリザルトを持ち帰れば来年もこちらで良い仕事ができると思うので頑張ります。苦手としている雨の予報がないというのはチャンスだと捉えています」
【決勝】
晴れ、気温30℃という21日の16時に2番手で決勝スタートしたREALIZE KONDO RACING with Rinaldiは、序盤には総合トップを走る活躍を見せた。
スタートから1時間経過した頃、突然サーキットは停電に見舞われ赤旗中断に。暫くして電源は回復され、2時間15分後に再開。全車が再びグリッドに整列され、REALIZE KONDO RACING with Rinaldiは4番手からリスタートを切った。その後、ピット作業のタイミングやスローパンクチャーに遭うトラブルなどで順位は変動したものの、順調に周回を重ね表彰台に手が届くところまでポジションアップに成功した。しかし、20時間を経過した頃、接触によりホイールを破損し、緊急ピットイン。トップと1周差の6位までポジションダウンを喫することとなった。7位との差がかなりあいていた為、6位以上でのゴールは確実に思えたが、レースも残り3時間半を迎える頃、再びアクシデントに見舞われることに。116周目のシュテファン・ベロフSの先でバックマーカーと接触してクラッシュ、足回りやウィングを壊し走行不能となり、REALIZE KONDO RACING with Rinaldiは残念ながらこれでレースはリタイアとなった。
■近藤真彦監督のコメント
「表彰台と優勝(の夢)を見せられて、最後は突き落とされたという感じです。僕はドライバーもエンジニアもメカニックもマシンもタイヤも、誰ひとりとして責める気はありません。レースの先輩方は『これがレースだよ』とおっしゃいますが、これで終わらせた方がいいのか、それともこういうことが起こらないようにもう少しレースのことを分析して追求した方がいいのか、そこは今すごく悩んでいます。今回KONDO RACINGには、日本のファンの方、そして世界中のフェラーリファンからすごく応援をいただきました。美しいリアライズブルーのフェラーリを見て頂けたと思いますので、またチャンスをいただければあのリアライズブルーで帰って来ることができればいいなと思います。その時はまた応援をよろしくお願いします」