RACE REPORT

Nürburgring

ニュルブルクリンク24時間耐久レース

5月14日~17日

予選&決勝レポート

ニュルブルクリンク24時間レースで上位争い!
一時総合トップに立つもアクシデントで無念のリタイア

REALIZEKONDO RACING with Rinaldiは、5月14〜17日にドイツ、ニュルブルクリンク(1周25.378km)において開催された「ADAC ラベノール24H ニュルブルクリンク2026」(通称:ニュル24時間レース)に参戦。過去最高の観客数35万2000人を集めたイベントで、予選5位からのスタートで上位を目指した。序盤にはピットインのタイミングでエントリー161台の頂点となる総合トップに躍り出たが、最初のドライバー交代を済ませた15周目に周回遅れの車両を追い越そうとした際、片輪をコース外に落としてコントロールを失い、車両に接触。その後、ガードレールに接触してフロント部分を大きく破損、スタートからわずか2時間でレースを終えることになった。

24クラス計161台のエントリーを集めた第54回大会で、トップクラスとなるSP9(FIA GT3車両)には昨年より15台多い41台がエントリーした。終盤にクラッシュ&リタイアとなった昨年に続き3回目のニュル24時間参戦となったKONDO RACINGは、前年同様地元ドイツのリナルディレーシングとジョイント。車両はフェラーリ296 GT3のEVO(進化版)となった。またカラーリングはメインスポンサーのリアライズコーポレーションのブルーをベースに、他車両からの視認性を高めるために白の部分をレモンイエローに変更した。

ドライバーは、昨年もフェラーリをドライブしたファクトリードライバーである若手のトーマス・ノイバウアー、ベテランのデイビッド・ペレル、そして今年は2024年大会の優勝ドライバーのひとりであるデニス・マーシャル、マックス・フェルスタッペンの秘蔵っ子でDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でもフェラーリをドライブする若手のティエリー・フェルミューレンを加えた4名で参戦した。

チームは本戦の前、4月17〜19日に行われた予選(QF)レースに参戦。第2レースではポールポジションを獲得し、レース時のラップタイムなどを総合的に判断された結果、本戦前の金曜日に行われる決勝レースの上位12台のグリッドを決める”トップクォリファイ3”へのシード権を得た。

予選レポート

本戦の走行は5月14日に始まった。今年のニュルブルクは非常に寒く、気温も10℃に届かないほど。天候も曇天でにわか雨やアラレが落ち、時間や場所によっては日が差すという”ニュルウェザー”となった。13時15分から2時間行われた予選1回目では、予選レースに参加しなかったノイバウアーを中心に7周してセットアップを確認。20時から行われた予選2回目は雨天となった為、ウェットタイヤでのチェック走行を行った。

15日のトップクォリファイ2と予選3回目には出走せず、13時35分から最後の「トップクォリファイ3」に出走。これはシード権を持つ5台とトップクォリファイ2まで勝ち残った7台の計12台による上位グリッドを確定させるための2周のみのアタック合戦。ノイバウアーは8分12秒221で5番手タイムを記録。トップとは25km余りを走り、わずか1.098秒差というタイムだった。これで決勝レースのグリッドは5番目、3列目からのスタートが確定した。


予選結果

Pos. No. Cl. TEAM
MACHINE
Best time Average fasted
lap time
1 84 SP 9 Red Bull Team ABT
Lamborghini Huracan GT3 EVO2
8:11.123 186.024 kph
2 130 SP 9 Red Bull Team ABT
Lamborghini Huracan GT3 EVO2
8:11.468 185.894 kph
00.345
3 16 SP 9 Scherer Sport PHX
Audi R8 LMS GT3 evo II
8:11.984 185.699 kph
00.861
5 45 SP 9 REALIZE KONDO RACING with Rinaldi
Ferrari 296 GT3 EVO
8:12.221 185.609 kph
01.098

決勝レポート

薄曇りで気温12℃、路面温度17℃というコンディションの14時45分。フォーメーションラップが始まった。F1で4回チャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペンが出場することもあり、会場のキャンプ場はレースウィークの火曜日には既に満員状態で、観戦チケットや駐車券は完売。週末には史上最多となる35万2000人のファンでコースサイドが埋まった。

15時にグリーンランプとなり159台が出走した24時間レースがスタート。ステアリングを握るのはエースのノイバウアーで、1コーナーまでの混雑では安全を優先し6位へ順位を落としたが、4〜5位の車両とワンパックになり上位を狙った。4周目にノイバウアーは8分12秒515のベストタイムをマークして後続との距離を引き離しにかかった。

車両は燃料タンクの容量から計算すると約1時間余り、最初のスティントは7周ほどでピットインして給油が必要となるが、チームはタイヤの摩耗も考慮し5周でノイバウアーはピットイン。ここで給油とタイヤ交換を済ませ、順位は一旦落とすことになった。

8周までに上位車両の多くが最初のピットインを済ませると、先にピット作業を済ませていたノイバウアーは総合トップに躍り出ることになった。そして13周でピットインし最初のスティントを終え、フェルミューレンに交代した。フェルミューレンは一旦順位を落としたが追い上げはこれからだった。

スタートから2時間ほどが経過した頃、ノルドシュライフェ(=北コース、1927年に設営されたオールドコース)の一部ではにわか雨が落ちてきた。コースサイドの観客はパーカーを被ったり傘を差し始めた。フェルミューレンは交代後の2周目、レーススタートから2時間7分が経過した頃、グランプリコースからノルドシュライフェへ入り、一気にコースを下った先のハッツェンバッハ区間の入口で、左前を走行中のバックマーカーを追い越そうとして片輪がコースを外れコントロールを失いケイマンに軽く接触。その後、右側のガードレールに接触し、その弾みで今度は左側のガードレールにも正面からあたり、フロントを大きく破損してストップ。幸いドライバーに怪我はなかったが、車両はサーキットでの修復は無理と判断され、早々にリタイアを喫することになった。

昨年、今年の予選レースと連続してアクシデントのためにリタイアとなっており、今大会では完走、そして表彰台獲得を目指していただけに、残念で幕を閉じることとなった。


決勝結果

Pos. No. Cl. TEAM
MACHINE
Total time Fastest lap
Average total
1 80 SP 9 Winward Racing
Mercedes-AMG GT3
24:05:27.664 8:13.213
164.334 kph
2 84 SP 9 Red Bull Team ABT
Lamborghini Huracan GT3 EVO2
24:07:39.975 8:08.758
164.083 kph
3 34 SP 9 Walkenhorst Motorsport
Aston Martin Vantage AMR GT3 EVO
24:07:56.414 8:12.753
164.052 kph
DNF 45 SP 9 REALIZE KONDO RACING with Rinaldi
Ferrari 296 GT3 EVO
2:03:43.130 8:12.515
172.306 kph

PHOTOギャラリー

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