MK net Circuit Topics(3/18 体制発表会レポート)
3/18 体制発表会レポート
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近藤:
それでは、ここで、ル・マン24時間を一緒に戦っていただける福田良選手を紹介したいと思います。
日本でのレース経験は非常に少なくて、6年間フランス一筋でレースをやってきました。今年、日本に戻って来まして、かなりユニークな、なおかつアグレッシブでタフな選手だと思います。もちろん期待できると思います。

福田良選手に一言お願いします。
マッツノンジュウプレゾン リョウ・フクダ スィルウ゛プレ

福田良選手:
初めまして、福田良です。
今回ル・マン24時間に一緒に出ることになりました。
昨年もル・マン24時間に出たんですが、非常にいいレースで、ただ最後までいけず残念だったんですけども、今年はぜひこのマシンで、All Japaneseでいきたいなと思ってます。よろしくお願いします。

近藤:
かなり緊張してますね。感謝します。

そして、本日鈴木亜久里さんがお越しになってると思いますけども、亜久里さんにですね。
一応、一緒にプロジェクトを最初スタートさせて、僕も一人ではなかなか大きなプロジェクトをかかえるわけにいかなくて、いろんな方面の方に相談をして一番力になっていただきました鈴木亜久里さんは残念ながら出場することはできないという形になりました。けれども今日は本人の方からぜひここで。ご挨拶したいということもありまして、僕もお願いしまして、今日わざわざここにお越しいただきました。鈴木亜久里さん、どうぞ。

鈴木亜久里氏:
皆さんこんにちわ、紹介にあずかりました鈴木です。
本来であれば、マッチと片山右京と僕とで3人でル・マン、ドライブできるところだったんですけども、自分の今の活動、いろいろな状況の中、でほんとにタイトなスケジュールの中で、今回一緒にレースができなくなってしまいました。ほんとに残念だと思っています。

前回12月のテストで2年ぶりにレーシングカーに乗って、「やっぱりレーシングドライバーは乗ってるときが一番幸せだな」と思いました。
今の自分の仕事の中で、ほとんどレーシングカーに乗る機会がなくて、本当に楽しみにしてたんですけども、今、国内の活動、アメリカの活動、いろんな場所で本当に時間がない中で、本当に出たかったんですけど、今回プロジェクト一緒にできなかったってことが、非常に残念なことだと思います。

でも今回、福田君がマッチのパートナーとして、出るということで。
僕も前回富士で走ったんですけど、まぁまだ走れるんですけど5周くらいで近藤監督に「じゃあ亜久里さん、ちょっとロングでやってみてください」って無線で話があって、「ロングってどれくらいロング?」「10周ちょっと行ってみてください」って、だいたい7周くらいで手が上がっちゃって、息が上がっちゃって走れなくなったんですけど。
そういう部分で、若い福田君が片山右京、近藤真彦に代わってたぶんレースの中心になってレースをひっぱってってくれると思うんで、逆に言えば僕とパートナー組むマッチよりも、福田君と組むマッチの方が心強いんじゃないかな。そういう部分で心から応援してるし、たぶんALL Japanのチームでル・マンいい成績を修めてくれると思います。

そういうことで僕も陰ながら応援したいと思いますし、もしマッチの応援団としてまた一緒に協力していろんなことをやっていきたいと思ってます。

今日、こういう形で、自分がドライバーとしいてこのスポットライトをあびることを夢見てたんですけども、残念な報告になってしまったんですけど、がんばってください。

近藤:
ほんとにありがとうございます。
僕としても残念だったんですけども、いつか必ず夢がかなうことを僕も願っております。

今回ル・マン24時間を戦うエンジンをサポートしていただきます株式会社無限の社長、本田博俊さんからメッセージをいただきます。
扇さんよろしくお願いします。

司会者:
代読させていただきます。

「先般、あるモータースポーツ雑誌に、この度のKONDO Racingのル・マンチャレンジに対して、こういうのを待っていたんだという大きなフレーズがありました。
まさしく我々もこういうのを長い間夢見てきました。
とても意義のあるチャレンジに我々も参加できますことは大変光栄です。
日本の多くのレースファンの夢を乗せて フレー フレー KONDO Racing」という本田博俊無限社長からいただきました。

近藤:
どうもありがとうございました。

そしてKONDO Racingはフォーミュラ・ニッポン、ル・マン24時間だけでなく多方面にいろいろと活動をしております。その一環としまして、若手育成プロジェクトというプロジェクトを作りまして、2年、もちろん今年も下田隼成選手をサポートしております。
その下田隼成選手は、先日セブリングの24時間に出場しまして、残念ながらリタイヤしてしまったんですけども、セブリングにいってる彼からのメッセージが届きましたので、扇さんお願いします。

司会者:
はい。全部英語なんですけども。

近藤:
どうぞ。訳してくださいね。

司会者:
はい。下田隼成選手から英語の電報が届いています。

" Many congratulations on your race program launch 2003.
Wishing you every good fortune during the year. "

近藤監督、わかりました?

近藤:
はい。
で、ドミニク、何ていってたの?(笑)

司会者:
さっき、ドミニク選手に訳していただきました。
「2003年KONDO Racingのスタートを心からお喜び申し上げますとともに今年のすばらしいご活躍をお祈りいたします。」
下田くんからいただきました。

近藤:
はい、ありがとうございました。

そしてですね。
若手育成プロジェクト、今年もたくさん募集したんですけども、いいか悪いか、若手の募集よりもですね、ま若手という基本は僕には10代というところにあったんですけども、20代の方たちを、若手というよりも僕の気持ちの中では才能発掘プロジェクトという位置づけにしたんですけども、新しいプロジェクトを発進させました。
これは神奈川自動車専門学校という学校があります。その学校とともにメカニック、エンジニアを育てて、もちろんレーサーもなんですけども、学校の授業の一環としてレースを戦っていうこうというプロジェクトです。
カテゴリーはトヨタのVITZ関東シリーズ、2台体制で年間8レースを行います。

すべてKONDO Racingがサポートしていくという募集をかけました。もちろんレース中はフォーミュラ・ニッポン、ル・マンを手がけているKONDO Racingのメカニック・エンジニアもできる限り学生たちをサポートしていこうというプロジェクトです。
そのドライバーを募集しまして、たくさんの中から2台体制なんですけども、なぜか3人選ばさせていただきました。
まず一人は、武田雄一選手です。ご存知の方がいらっしゃると思いますが、彼は2輪のライダーで非常に活躍されてました。後で一言いただきたいと思います。
そして采女秀樹さんです。彼はフレッシュマンレースで優勝、チャンピオン、かなりワンメイクに関してのスペシャリストということもありまして、このVITZをスタートさせたKONDO Racingに必ず1勝を、優勝してくれ、という条件付で彼を採用しました。ここはかなり厳しい条件でして4戦もしくは5戦以内に優勝を果たさなかった場合は、もしかすると彼の残り数戦のシートはないという厳しい条件で彼に了解を得ました。その時に代わっていただくリザーブドライバーとして、彼は18歳でカートはかなり経験があって、これからフォーミュラでも活躍するであろうドライバーです。砂川省吾君です。

それでは代表しまして武田選手、一言お願いします。

武田雄一選手:
今年VITZレースの方で参戦することになりました武田です。僕は去年まで2輪のレースの出てたんですけども、数年前から4輪に興味があったということとあと環境の変化がありまして、今年からチャレンジしたいなと思って応募して選んでいただきました。

自分の最初の目標としては、まぁ、フォーミュラ・ニッポンやGTに絶対いくというのがあるんですけど、その目標を達成するにはこのVITZレースで全部勝つぐらいのつもりでがんばりたいと思いますのでよろしくお願いします。

近藤:
どうもありがとうございました。

そして最後、今回この席、私と福田良選手の間に座ってるはずの片山右京選手なんですけども、本日スケジュールがどうしてもあわないということで、私も「登山でもいくじゃないか」と聞いたら、「そうじゃない、申し訳ない、どうしても来れないんだ」ということでメッセージをいただいていますので、そのメッセージをご紹介させていただきます。

司会者:
「昨年まではGTで僕のチームにマッチが乗っていてくれたのですが、どうやら今年は逆に僕がマッチのチームに乗ることになって、また違ったカテゴリーでもコンビネーションでレースができることがとてもうれしいです。
僕もレース活動が少なくなっていますので、ル・マンへのチャレンジは自分にとっても大切なプロジェクトだと思いますし、去年マッチもそうだったと思いますが、悔しい思いをしたので今年はぜひリベンジしたいと思ってます。本日はスケジュールの都合で残念ながら出席できませんが、意気込みはステージにいるみんなと一緒です。ル・マンを皆さんぜひ応援してください。 片山右京

近藤:
どうもありがとうございました。

最後に一つなんですけども先ほど、うちのレーシングチームはレース活動だけでなくいろんなイベントに参加していこうということをお伝えしましたけれども、もう一つ今年から富士スピードウェイさん、横浜タイヤさん、各ドライバーもちろんわたしもそうなんですけども、なんとかいろんな方たちの力を借りて安全運転講習会をぜひ開きたいという気持ちでいます。

まだこれは形にはなってないんですけどもサーキットに限らず都心の大きな駐車場もしくは遊園地のような身近な大きな駐車場をお借りして、男性だけでなく、主婦や母と子の安全ドライブということをぜひ今年実施したいということを考えてます。

このプロジェクトに関しては僕のプライオリティのかなり高い位置にありますので、必ず近いうちに実現すると、1年以内に実現させるということで、もし機会がありましたら皆さんのお力をぜひ貸していただきたいと思います。


以上を持ちまして2003KONDO Racingプロジェクト、ご挨拶に代えさせていただきたいと思います。

本日はありがとうございました。


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