RACE RESULT

KYOJO CUP

第2戦 富士スピードウェイ

第2戦 予選・スプリント(7月18日・晴れ/ドライ)

予選レポート

第2戦はスーパーフォーミュラ併催、初のスタンディング方式を卒なくクリアした松井沙麗が2戦連続の入賞掴む

およそ2か月間のインターバルを経て迎えたKYOJO CUPの第2戦。開幕戦の2レースをシングルフィニッシュで終え、KeePer KONDO RACINGにポイントをもたらした松井沙麗選手は、数々のトレーニングを重ねてシーズン2戦目に臨んだ。

7月18日(土)午前の公式予選はダンプコンディションで開始。早朝まで続いた降雨の影響を受け、使用タイヤには全車レインが指定された。徐々にドライアップが進む複雑なコンディションのなか、ユーズドタイヤを装着した3号車 KeePer KONDO RACING KC-MG01を操る松井選手は、初回の計測で1分55秒317を記録。11番手に浮上した。その後はなかなかタイムを上げることができない状態が続いたが、終盤に1分55秒263をマークし、自己ベストタイムを0.054秒削ることに成功する。しかし、大きく順位を上げることは叶わず、17番手で予選を終了した。「浅溝タイヤかつ空気圧を低めに設定したが、この選択が恐らくハズレに出てしまった」と語る松井選手だったが、初めてのスタンディングスタートとなるKYOJO Sprintに向けては「1周目に順位を大きく上げられる可能性がある」と意気込んでいた。

午後の空模様も曇りとなり、10周のKYOJO Sprintは定刻に開始。シリーズでは史上初となるスタンディングスタートが切られた。他車のトラックリミット違反によって15番グリッドに繰り上がりとなった松井選手だったが、シグナルがブラックアウトする寸前までギアが1速に入らないというトラブルに見舞われ、やや出遅れてしまうことに。しかしこのアクシデントの影響を最小限に抑えることに成功し、序盤は開幕戦でも順位を争った金本きれい選手とバトルを展開。2周目のホームストレートで14番手を奪取した。

数珠つなぎの状態で迎えた5周目のホームストレートでは、RINA ITO選手と平川真子選手を一気にかわし、12番手に浮上する。開幕戦ではフォーミュラでのバトルに慣れない様子を見せていたが、スリップストリームを使ったオーバーテイクを成功させて明確な進歩を見せていた。後半は前方を走行する佐々木藍咲選手を追いつつ、平川選手からポジションを守る展開となり、後続車両に少しずつ接近される状況に焦りを感じていたという松井選手。しかしその後も順調に周回を重ね、大きなトラブルやミスなくレースを完走。先行車両が相次いでポジションを下げたことによって10番手でチェッカーを受けた松井選手は、他車のタイム加算ペナルティによって9位を獲得。入賞まであと一歩のシングルフィニッシュでSprintを終えた。

3号車 松井沙麗選手のコメント

松井沙麗 PHOTO

「開幕戦は悔しい結果で終わってしまったので、今度こそ表彰台に立つ気持ちで努力を重ねてきました。レースの総評は50点くらいです。開幕戦ではコカ・コーラコーナーの速度が上がらず苦戦しましたが、シミュレーターでひたすら練習したおかげでこの点を修正できました。スタートではシグナルが消えるコンマ何秒か前までギアが1速に入らず、かなり焦りました。このトラブルでやや出遅れてしまいましたが、影響を最小限に抑えることができたので、そこは良かったです。とにかく抜くことしか考えていなかった自分にとって、今日の結果はあまり良いものではありませんでした。明日は9番手からレースに挑めるので、スタートでたくさん順位を上げることができたら嬉しいです」

予選結果

Pos. No. MACHINE DRIVER TOTAL TIME GAP
1 36 SCS TOM’S KYOJO KC-MG01 斎藤 愛未 1’52.477
2 7 nat KDDP KC-MG01 翁長 実希 1’52.498 0.021
3 18 Team ReFa KC-MG01 三浦 愛 1’52.543 0.066
17 3 KeePer KONDO RACING KC-MG01 松井 沙麗 1’55.263 2.786

スプリント結果

Pos. No. MACHINE DRIVER LAP TOTAL TIME GAP
1 18 Team ReFa KC-MG01 三浦 愛 10 17’48.535
2 36 SCS TOM’S KYOJO KC-MG01 斎藤 愛未 10 17’49.064 0.529
3 38 OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 佐藤 こころ 10 17’50.527 1.992
9 3 KeePer KONDO RACING KC-MG01 松井 沙麗 10 17’59.879 11.344


第2戦 決勝(7月19日・晴れ/ドライ)

決勝レポート

翌19日(日)も不安定な天候は続いたが、KYOJO Finalは雲間から日差しが差し込むドライコンディションで開始された。数台がスタートでエンジンストールを喫するなか、9番グリッドからレースに挑んだ松井選手は順調な走り出しをみせる。順位を維持してTGRコーナーを通過したが、100Rではペイジ・ラダッツ選手にかわされ10番手に後退。ダンロップコーナーではアウト側からバートン・ハナ選手をパスして順位を戻すも、2周目に再び10番手となってしまう。レースペースの不足に苦しむ松井選手の背後には開幕戦で勝利を飾った強敵、富下李央菜選手が接近し、3周目には11番手に順位を落とすことに。

その後は金本選手にパスされ一時は12番手となるも、7周目のホームストレートではスリップストリームを使ってイン側から仕掛け、11番手を奪還。再びバートン選手の背中を追う展開となった。松井選手は仕掛けることはできずとも、引き離されることなく周回を重ねていったが、そんななか、5番手を争う3台が絡む接触が発生。TGRコーナーのコースサイドで2台が停止し、11周目にセーフティカー(SC)が導入されることに。貪欲に結果を追い求める松井選手はリスタート後のポジションアップを狙うが、SCランは開けることなくチェッカーが振られる。2台の離脱によって9番手でフィニッシュした松井選手は、他車のタイム加算ペナルティによって8位となり、開幕戦のFinalからひとつ順位を上げて第2戦でも入賞を手にした。

3号車 松井沙麗選手のコメント

松井沙麗 PHOTO

「他車のペナルティでの繰り上がりとなりましたが、前戦よりも順位をひとつ上げることができたのは良かったです。前と離れていたのでSCの導入は好意的に捉えていましたが、そのままレースが終わるとは思っていませんでした。もう少しレースがしたかったです。今回はペースが悪く終始難しいレース展開になりましたし、この結果は自分が求めていたものではありません。スタンディングスタートを経験できたことは大きな学びになりましたが、まだまだ速さは足りていないので、たくさん練習を重ねて次戦では順位を上げていきたいです」

近藤監督のコメント

近藤監督 PHOTO

「予選では、どんどんとドライアップしていく路面でのレインタイヤの使い方にまだまだ改善の余地があるようです。ただ、苦しい予選位置から『しっかりと順位を上げてこい』という話をしたところ、シングルフィニッシュまで持ってきました。KYOJO Finalでももっと順位を上げたかったと思いますが、SCが入ったことで最後まで戦うことができず、悔しかったでしょう。4輪レースデビューイヤーの松井選手にとって、今はすべてが理解と吸収のときです。そんななかで、開幕戦、第2戦ともにFinalレースでシングルフィニッシュを遂げていることに安定感を感じますね。ただ、ここからはもっと繊細に丁寧にやっていくことも必要。伸びしろと成長スピードは抜群ですから、中盤戦以降での上位争いに期待しています」

決勝結果

Pos. No. MACHINE DRIVER LAP TOTAL TIME GAP
1 36 SCS TOM’S KYOJO KC-MG01 斎藤 愛未 15 30’33.289
2 7 nat KDDP KC-MG01 翁長 実希 15 30’34.089 0.800
3 38 OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 佐藤 こころ 15 30’34.521 1.232
8 3 KeePer KONDO RACING KC-MG01 松井 沙麗 15 30’35.791 2.502

PHOTOギャラリー

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