RACE REPORT
SUPER GT GT300
第1戦 岡山国際サーキット
一日目 予選(4月16日・晴れ/ドライ)
予選レポート
ドライバーのポテンシャルを引き出し、開幕戦岡山大会にて予選5位獲得
2022 年シーズン幕開けの戦いを迎えた岡山国際サーキット。SUPER GT GT300 クラスに参戦する KONDO RACING の No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R は、5 番グリッドから戦いに挑み、藤波清斗とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ両選手が圧巻のパフォーマンスを披露して優勝を飾った「OKAYAMA GT 300km RACE」の予選日は快晴。朝の気温こそ冷え込みを感じるものだったが、次第に温度が上がり、開幕戦を心待ちにしたファンにとってはレース観戦日和となった。今シーズンも藤波、JP・デ・オリベイラ両選手によるコンビネーションでシーズンを戦う No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R は、まず、午前中に行われた公式練習をトップから 0.2 秒差の 2 番手で終了。午後からのノックアウト予選 Q1 は B 組で出走した。
アタック担当は藤波選手。セッション開始直後に 1 台がアトウッドカーブ立ち上がりでコースオフし、激しくクラッシュ。これにより赤旗中断を経てセッションが再開した。波乱の幕開けとなったが、藤波選手は高い集中力を保ち、1 分 25 秒 252 をマーク。4 番手でデ・オリベイラ選手へとバトンを繋いだ。その Q2 では 1 分 24 秒 566 のタイムで 5 番手を獲得した。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | SW |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT | 井口 卓人 山内 英輝 |
1’25.321 | 1’24.286 | |
2 | 96 | K-tunes RC F GT3 | 新田 守男 高木 真一 |
1’25.261 | 1’24.368 | |
3 | 10 | TANAX GAINER GT-R | 富田 竜一郎 大草 りき |
1’25.232 | 1’24.418 | |
5 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R | 藤波 清斗 J.P.デ・オリベイラ |
1’25.252 | 1’24.566 |
Q1 A組 開始:14:00’00 終了:14:10’06
Q1 B組 開始:14:18’00 終了:14:18’00
Q1 赤旗 : 14:20’08-14:33.00
Q2 開始:15:06’00 終了:15:06’00
二日目 決勝(4月17日・晴れ/ドライ)
決勝レポート
昨シーズンに続き開幕戦岡山大会を連勝。シリーズタイトル獲得に向け好発進
決勝日も引き続き、暖かな日差しがサーキットを照らし、午後 2 時からの戦いを前に、気温は 23 度、路面温度は 33 度まで上昇した。
82 周の戦いに向け、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R には藤波選手が乗り込み、号砲を待つ。2 周のフォーメーションラップを経てレースが始まると、オープニングラップでひとつポジションを上げて 3 位から周回を始めることになった。18 周目にはダブルヘアピンの飛び込みでイン側に入った藤波選手が前方の 10 号車 GT-R を攻略。これで 2 位にポジションを上げ、トップ 61 号車の BRZ を追う形を作った。ハイペースで周回を続ける藤波選手は、22 周目にその差を 0.446 秒まで縮めるとその勢いのままバックストレートエンドで並走。ヘアピンに続くリボルバーコーナーでラインを入れ替えオーバーテイクすると、ついにトップへ浮上した。
その後は水を得た魚のように、後続との差を広げてレースをリード。33 周目には 2 位との差を 6.408 秒まで築き上げた。そして 37 周終わりでピットイン、待ち構えたスタッフは 38.5 秒と素早い作業でデ・オリベイラ選手をコースへと送り出す。一方でひと足先にピットに戻っていた 61 号車はリスタートに手間取りポジションダウン。No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R の後方を 18 号車の NSX GT3 が走ることになった。
レースは 46 周目を迎え、コース上の全 GT300 車両がピットインを完了。No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R があらためてクラストップに立ち、後半の戦いへと向かっていく。その中で、GT500 トップ車両が 67周目に走行中、後方では GT300 同士の攻防戦が白熱、ヘアピンで GT300 車両が KONDO RACING の GT500 車両_No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z に追突するアクシデントが発生した。さらに翌周、この GT300 車両がメインストレートエンドのイン側ウォールに接触し、その勢いでコースを横断して 1 コーナーアウト側のグラベルで停止。これを受け、フルコースイエロー(FCY)が導入された。その後、GT500 トップ車両が 70 周目に入るとレースが再開、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R は後続との差をしっかりとキープし、周回を続けていく。一方、後続の GT300 同士による激しいポジション争いは終わっておらず、ヘアピンで再び接触事故が発生、2 度目の FCY 導入に。4 分ほどで FCY は解除、最後まで慌ただしい展開となったが、その中でも No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R は安定した走りを披露。2 位に 14.7 秒という大差をつけての完勝という理想のレースをやってのけた。また、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R にとっては、昨シーズンに続き岡山戦を連勝で飾る活躍。シリーズタイトル獲得に向け、申し分のない初戦となった。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME/DIFF | LAPS | SW |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R | 藤波 清斗 J.P.デ・オリベイラ |
1:59’46.884 | 77 | |
2 | 18 | UPGARAGE NSX GT3 | 小林 崇志 太田 格之進 |
14.734 | 77 | |
3 | 65 | LEON PYRAMID AMG | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 |
18.112 | 77 |
ファステストラップ : 1’27.395 No.9 PACIFIC hololive NAC Ferrari/ケイ・コッツォリーノ
黒白旗提示 No.4・No.6・No.87
No. | TEAM | LAPTIME |
---|---|---|
9 | PACIFIC hololive NAC Ferrari | 1’27.395 |