RACE REPORT
SUPER GT GT300
第2戦 富士スピードウェイ
一日目 予選(5月3日・晴れ/ドライ)
予選レポート
No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R は予選3 位を獲得
今シーズンのSUPER GT 第2 戦「FUJI GT 3Hours RACE」が静岡・富士スピードウェイで開催され、ゴールデンウィーク恒例のレースならではの盛り上がりを見せた。
開幕戦の岡山では、これまでにない重い車両総重量での戦いを強いられたNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R。それでもタフな戦いを粘り強く走り切り、今大会に向けてモチベーションを高めてきた。そして迎えた富士の戦いは、岡山ほどの”重量苦”に悩まされることもなく、まず最初のセッションとなる公式練習においてトップタイムをマークするなど、手応えをもって戦いをスタートさせることになった。
初夏の天候に恵まれた予選日。午後に入るとさらに気温が上昇し、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手がアタックを担当したQ1・A 組が出走する頃には、気温23 度、路面温度は38 度というコンディションだった。このセッションで、デ・オリベイラ選手は1 分36 秒254 のタイムをマークし、2 番手で通過。一方、佐々木大樹選手が担当したQ2・グループ1 では、1 分36 秒548 のタイムを刻み、両選手合算タイムとなる3 分12 秒802 をもって、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R は予選3 位のポジションを手にした。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | SW |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 88 | JLOC Lamborghini GT3 | 元嶋 佑弥 小暮 卓史 |
1’36.084 | 1’36.066 | 6 |
2 | 4 | グッドスマイル 初音ミク AMG | 片岡 龍也 谷口 信輝 |
1’36.156 | 1’36.476 | 4 |
3 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R | 佐々木大樹 J.P.デ・オリベイラ |
1’36.254 | 1’36.548 |
A Gr:Start Time 14:43’00 Finish Time 14:53’00
B Gr:Start Time 14:25’00 Finish Time 14:35’00
Gr 1:Start Time 15:36’00 Finish Time 15:46’00
Gr 2:Start Time 15:18’00 Finish Time 15:28’00
二日目 決勝(5月4日・晴れ/ドライ)
決勝レポート
No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R は2 位表彰台獲得
決勝日はさらに気温が上昇し、見事な晴れ模様。連日サーキットを訪れるファンも多く、トータル8 万8400人が観戦を楽しんだ。3 時間の決勝レースは午後1 時30 分に号砲。チームはまず佐々木選手をスタートドライバーとして送り込む。GT300 では参戦するタイヤメーカーや車両によっての特色が大きく分かれることもあり、佐々木選手は序盤に5 番手までポジションを下げての走行になってしまったが、それでも根気強く周回を重ね、逆転の好機を伺う走りを見せた。
1 回目のピットインは36 周終了時。佐々木選手からデ・オリベイラ選手へとスイッチ。”第2 章”を託されるなか、デ・オリベイラ選手は一台、また一台と目の前のターゲットに迫り、ポジションアップに努める。途中、GT500 クラス車両からの接触もあり、ステアリングに影響を受けてしまうコンディションになるというアクシデントにも見舞われたが、幸いに大きなダメージは回避できたようで、高い集中力をもって戦いを続けた。
レースは後半に入り、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R は69 周終わりに2 回目のピットインを行なう。当然ながらデ・オリベイラ選手がダブルスティントを担当。安定したペースで粘り強く周回を重ねることで77 周目には4 位まで浮上し、まずは目前の4 号車をオーバーテイク。さらにタイヤ無交換で周回する52 号車に詰め寄った。この時、2 台の差がコンマ数秒に縮まるも、近くにはGT500 車両もいる難しい状況。それでもテール・トゥ・ノーズからサイド・バイ・サイドという渾身の走りを披露し、96 周目に52 号車を逆転。ついに2 位に浮上した。
この時点でトップをひた走る88 号車とは25 秒ほどの差がついており、表彰台の真ん中を狙うには時間が足りない状況ではあったが、スタンドを大きくわかせる走りを見せたNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R のデ・オリベイラ、佐々木の両選手は笑顔で2 位表彰台に立っている。
続く第3 戦鈴鹿も3 時間の長時間の”タイムレース”。地力を存分に発揮できるような戦略をもって、引き続き強いレースを披露したい。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME/DIFF | LAPS | SW |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 88 | JLOC Lamborghini GT3 | 元嶋 佑弥 小暮 卓史 |
3:02’17.680 | 108 | 6 |
2 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R | 佐々木大樹 J.P.デ・オリベイラ |
17.702 | 108 | |
3 | 52 | Green Brave GR Supra GT | 吉田 広樹 野中 誠太 |
19.730 | 108 | 16 |
ファステストラップ : 1’37.526 (101/105) 168.435km/h CarNo.777 D’station Racing / D’station Vantage GT3
CarNo.50 Igor Omura Fraga (14:05) ドライブスルーペナルティ (SpR.13-1.a.「他車への衝突行為」)
No. | TEAM | LAPTIME |
---|---|---|
777 | D’station Vantage GT3 | 1’37.526 |