RACE REPORT
SUPER GT GT300
第3戦 セパン・インターナショナル・サーキット
一日目 予選(6月27日・曇り/ドライ)
予選レポート
平手&金丸コンビ、2戦目の予選は10番手
今シーズンから海外戦が復活したSUPER GT。第3戦の舞台はマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット。 No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rは、前回の富士大会に続き平手晃平選手と金丸ユウ選手のコンビで挑み、予選では10位を獲得した。
初コンビで臨んだ前回は、3時間の長丁場となるレースだったが、今回は海外戦という不確定要素も味方につけたレースをしたいところ。SUPER GTの海外戦は2019年以来、セパンでの戦いは2013年以来12年ぶりとなる。まずは木曜日夕方の公式練習から、予選・決勝に向けた調整が進められた。
初日の公式練習では2分04秒910のタイムで10番手につけたNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R。翌日の午前中に行われた2回目の公式練習では14番手とややポジションを落としたが、予選だけでなく決勝を見据えたロングランにも取り組み、着実に準備を進めていった。
27日(金)午後4時半、GT300クラスの予選がスタート。No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rは金丸選手がB組で出走し、気温33度・路面温度40度というコンディションの中、2分04秒514で6番手タイムを記録し、Q2進出を果たした。
Q2では平手選手がアタックに臨み、2分03秒369という自己ベストをマーク。しかし、このラップはトラックリミット違反と判断され無効に。結果として、アタックではない2分07秒574が採用され、決勝は10番手グリッドからのスタートとなった。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1(ベストタイム) | Q2(ベストタイム) | SW |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 18 | TEAM UPGARAGE | 小林 崇志 野村 勇斗 |
2’03.234 | 2’02.110 R | |
2 | 52 | 埼玉Green Brave8 | 吉田 広樹 山内 英輝 |
2’03.474 | 2’02.475 R | |
3 | 0 | VENTENY Lamborghini GT3 | 小暮 卓史 元嶋 弥 |
2’03.628 | 2’02.603 R | 14 |
10 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R | 平手 晃平 金丸 ユウ |
2’04.514 | 2’07.574 | 50 |
Q1 Gr.A: Start Time: 16:30’00 Finish Time: 16:40’00Q1 Gr.B: Start Time: 16:48’00 Finish Time: 16:58’00Q2: StartTime: 17:23’00 Finish Time: 17:33’00
二日目 決勝(6月28日・曇り/ドライ)
決勝レポート
シーズン開幕から連続入賞達成!
セパン戦のレースウィークは、蒸し暑さこそあるものの、降雨による影響もなく安定した天候が続いた。決勝日も薄い雲が広がるなか、湿度の高い空気がサーキットを包んでいたが、体感的には近年の日本の夏にも似たコンディションとなった。
午後から開催されたピットウォークには多くのレースファンが来場。国際色豊かな声援を受けて、ドライバーたちも楽しく交流していた。
決勝のコンディションは、気温33度、路面温度42度。10番手グリッドのNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rには、金丸選手がスタートドライバーとして乗り込んだ。2周のフォーメーションラップを終えた時点で、すでに8番手までポジションを上げ、力強い走りを見せた。
19周目の終わりに予定通りピットインし、平手選手へバトンをつなぐ。GT300クラスでは20周以降に各車がルーティンのピット作業を行い、26周目終了時点で全車がドライバー交代を済ませた。
そこから“第2章”とも言える後半戦。No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rは10番手をキープしながら、前後車両との僅差の中でタフなバトルを展開。一触即発とも言える状況の中、平手選手はベテランらしい冷静かつ巧みなレース運びを披露。終盤、接触に起因するペナルティでタイム加算を受けることとなったが、最後まで攻めの姿勢を貫き、見事完走。最終結果は10位とし、シーズン開幕からの連続入賞を達成した。
この結果により、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rはランキング4位をキープ。次戦は5月以来の富士スピードウェイ。今回は土曜・日曜にそれぞれレースを行なうスプリントでのフォーマットが採用され、これまでとは異なる戦略が求められる一戦となる。さらなる活躍に期待したい。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME/DIFF | LAPS | SW |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 18 | TEAM UPGARAGE | 小林 崇志 野村 勇斗 |
1:49’02.023 | 51 | |
2 | 52 | 埼玉Green Brave8 | 吉田 広樹 山内 英輝 |
0.933 | 51 | |
3 | 4 | GOODSMILE RACING & TeamUKYO | 中山 友貴 奥本 隼士 |
34.298 | 51 | 42 |
10 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R | 平手 晃平 金丸 ユウ |
1’20.938 | 51 | 50 |
Start Time: 16:38’31 Finsh Time: 18:26’33
ファステストラップ : No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2’04.081 (8/51) 160.82km/h
No. | TEAM | LAPTIME |
---|---|---|
4 | GOODSMILE RACING & TeamUKYO | 2’04.081 (8/51) |